結婚してから自分の実家が苦手になってしまった話
こんにちは、ラズベリーです。
今日は結婚後の、自分の”実家”との付き合いについて書いていきます。
私は結婚後自分でもビックリするくらい、自分の実家が苦手になってしまいました。
「義実家が嫌い!」という人はよく聞くけれど…
苦手になった理由や対処法、考え方についてお話します。
結婚後、近くなった実家との距離
大学卒業後、私は実家を離れ、悠々自適な一人暮らし生活をしていました。
始めはホームシックになったりもしたけど、
何より、何でもある東京で、自由な一人暮らしが本当に楽しかった。
結婚と同時に夫の転勤が決まり、ある地方の街へ。
実は両親が暮らす同じ地方の都市だったため、
私は結婚&引っ越しにより、一人暮らし時代よりも、実家に近い場所に住むことになったのだ。
周りからはよくこう言われた。
「実家の近くだと安心だね~」
「ご両親嬉しいだろうね~」
「子どもできても実家に頼れるね~」
などなど。
しかし当の私は複雑で、そして何か嫌な予感がしていた。
子離れができていない両親
「子離れ」とか「親離れ」とか、今まであまり考えたことがなかったが、
私の両親はおそらく、いや間違いなく「子離れできていない親」だった。
実家で一緒に暮らしていた頃を思い出すと、良くも悪くも「子ども中心」で、
親(特に母親かな)が趣味に没頭している姿とか、見たことないんです。
一人暮らしをしていた頃は物理的に難しかったけれど、
私が近くに越してきた途端、「週末は何しているの?」が始まった。
新生活を始めたばかりの頃の私は、慣れない家事や生活リズムや環境でかなりストレスが溜まっていて、休日はゆっくり休みたかった。
それでも、月1くらいは実家に顔を出したかと思えば、会話の内容は、
「昨日の晩御飯は何を作ったの?」
「お弁当には何を入れてるの?」
「夜は何時頃寝るの?」
隣にいる夫には、
母「ごめんなさいね、甘やかしすぎちゃって、家事何もできないでしょう?」
父「わがままに育てちゃって…迷惑かけてない?」
謎の娘のネガティブキャンペーンが始まる。
慣れない家事を一生懸命やっている身からしたら、もう、体に毒が回りそうな気分でした。
実家から自分の家に帰るといつも、どっっっと疲れ果ててしまい、
ソファーに倒れこむこともあった。
親の期待に応えないといけない、という気持ち
思い起こせば、高校や大学受験を頑張ったのも、
自分がそうしたかったっていうのもあったけれど、
「ちゃんとした道」に進んで親を喜ばせたい、という気持ちが強かった。
私の両親は「普通」とか「安定」とか「ちゃんとした」とかいうワードが好きで、
専門学校=親不孝、みたいな。
少し道にそれると聞こえてくる親の「ため息」や、「残念」とか、「がっかりした」とか、あからさまな「悲しい顔」とかを見るのがすごく嫌で。
少し前に私が”ちゃんとした”パートを辞めてしまった話をした時は、
予想通り、実家は重苦しいどんよりとした空気に包まれた。
月に1回は実家に顔を出すようにしていたのも、
「近いのに全然遊びに来てくれない」っていう親の嘆きに応える形だった。
親のために生きているわけではない
「なんで私こんな思いしてまでここで働いているんだろう」
少し前まで働いていたパートを辞めた時の頭の中。
この頃、実家との付き合いにも悩んでいて、ふと思った。
「なんで会う前憂鬱で、会うと情緒不安定になってまで、実家に行かないといけないんだろう」
無理をするのを極力やめるようにした。
予定が空いていても、家でゆっくりしたい時は、断るようにした。
誘いを断ることで親が悲しくなるのは、私のせいではなく、親自身の問題だし、
親自身が時間の使い方を見つけないといけないことだ。
あの、決して親が嫌いとか、絶対に会いたくないとかでは全然ないんですよ。
時々会って、近況を話したり、美味しいものを食べに行ったり、それくらいなら全然良い。(まぁ気は遣いますけど)
今、会う頻度を月1から、2か月に1回程度、それも、実家に泊まりではなく日帰りで食事のみにしたのですが、
大分気が楽になった。
親にどう思われているか、よりも、自分がどうしたいか、を考えるようにしました。
よく、「実家に癒されに行く」などを耳にしますが、
私はそれが本当に羨ましい。。
夫の実家(私の義実家)がそんな感じなので、余計比べてしまう自分がいます。
それでも、自分の実家は世界にひとつですし、適度な距離を保ちながら、大切にしていきたいかな。
最近そう思えるまでに成長しました。
読んでいただきありがとうございました。
では、また。